台湾バレンタインデー戦略
《発信人》
レポーター兼ライター:ハイビスカス〔女性23歳、沖縄県コザ出身 日本人、趣味 一人旅〕
目次
台湾の1年2回のバレンタインデー
※台湾の贈り物の花束はクマのぬいぐるみを使ったものも多い
台湾の1年2回のバレンタインデーの一つは、2月14日のバレンタインデーで、台湾では「西洋情人節」と呼ばれています。
もう一つは旧暦7月7日の七夕で中華文化の織姫と彦星の伝説をもとした「七夕情人節(チャイニーズ・バレンタインデー)」です。
昔から七夕に織姫に祈ると、織姫のように機織りの達人になると伝えられ、昔は女の子のいる家ではどこでも、七夕の夜に織姫に器用な手を授かるようにと祈ったそうです。
台湾では現在七夕のことを「七夕情人節」もしくは単に「情人節」と呼ぶのが一般的。
七夕と言っても日本のように七夕飾りを作り、笹に短冊を吊るすなどという習慣はないです。
旧暦7月7日七夕がバレンタインデー本番
2月には旧正月というイベントがあるため2月14日のバレンタインデーはその旧正月明けという事もあり日本ほど盛り上がりません。
2月のバレンタインデーよりも旧暦のバレンタインデーは大々的に祝われる事から台湾での実質のバレンタインデー本番はこの情人節といっても過言ではありません。
この時期が近づくと日本の2月のバレンタインデーと同じようにバレンタインデー商戦が始まり、ジュエリーショップやスイーツショップに多くの男性が恋人にプレゼントを買おうとお店を訪れます。
また情人節には花束をプレゼントする男性が多い事から路上に花を売る屋台が現れるのもこの時期の特徴です。
台湾では、女性が男性にチョコを渡すという日本なら当たり前の光景は台湾ではほとんど見られません。
日本の義理チョコ文化も台湾人にとってはお金の無駄遣いという人もいるほどです。
プレゼントは男女共に渡したい人が渡したい人に渡す
日本の影響からかチョコレートを渡すという文化も徐々にですが波及し始めています。
しかし一般的に台湾では女性がバレンタインデーにプレゼントを用意するという習慣はなく、男女共に渡したい人が渡したい人に渡すというどちらかと言えばアメリカ的な文化に近いのが台湾の特徴です。
台湾では、大切な人と食事をして過ごすのが台湾のバレンタインデーの過ごし方として一般的ですので、あまりプレゼントに力を入れるという事はありません。
高級ホテルのディナー
バレンタインデーは恋人や大切な人との食事をして過ごすのが一般的な台湾です。
バレンタインデー(情人節)が近づくと特別な日を特別な場所で過ごしたいと考える台湾人で高級ホテル・高級レストランの予約が一気に埋まります。
若いカップルはアフタヌーンティー
若い世代のカップルはどのようにして過ごすかと言いますと、やはり高級レストランでディナーというのは難しいため、アフタヌーンティやブランチを楽しむ方がとても多いです。
バレンタインデーのプロポーズ文化
台湾のバレンタインデー、特に旧暦の情人節はプロポーズをする日として定番となっています。
ホテルやレストランによってはプロポーズ用のテーブルが用意されるなど昔から台湾人にとっては大切な人へ愛を伝える日として定着しています。
高級ホテル内のレストランを中心に、プロポーズのためのテーブルなどが用意されていて、一人2000元~3000元、カップルで4000~6000元くらい・・・
台湾では、バレンタインデーの食事やプレゼントはすべて男性が支払うことが一般的です。
バラの本数で気持ちを伝える
バレンタインデーにバラを贈るという男性も少なくなく、バラの本数によって意味を込めます。
愛情を表することで最長好まれる数は「長尺久久」の「久久」と発音が同じになる99本です。
色は赤とピンクがいちばんの人気らしい。
1本なら「君だけを愛してる」11本なら「一生愛してる」100本なら「結婚してください」といったようにロマンチックにバレンタインデーを演出する台湾人男性が多いそうです。
台湾にホワイトデーの習慣はないよ
台湾には日本でいう男性から女性へプレゼントのお返しをするホワイトデーという文化もありません。
日本の影響からか少しづつホワイトデーを祝おうと「白色情人節」という名称でイベントを行うと流れもあります。
台北などの都市部では少しづつ広まりつつありますが、まだまだ台湾全土で考えると認知度の低いイベントです。
また、私が通常利用しているエクスペリアで、飛行機と宿泊を同時に予約すれば、かなり格安になります。
ぜひ、週末に台湾小旅行でお越しください!
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