薬膳食材なつめの効果効能



 

《発信人》

《台湾・沖縄創作辦卓料理「島島島」》美食料理長:七美(チーメイ)〔女性 28歳 、台南出身 台湾人〕

 

 

薬膳食材なつめの効果効能

 

 

台湾では、ナツメは煮物料理、鍋料理、スープ、あるいは棗を用いた中華スイーツなどで非常によく使用される食材です。

 

薬膳料理には必ずなつめは使用されますが、日常の食卓に並ぶ料理屋スープにも一般的に使用されています。

 

台湾でなつめが料理で使用される理由は、漢方の考え方が背景にありそうです。

 

つまり、古の時代から受け継がれてきた自然から得られた「食」と人間の「医」に関する文化が融合した結果だと感じます。

 

言い換えると、「医食同源」ということになります。

 

日常生活でも、薬で病気を治すという考え方ではなく、食で病気を予防するという考え方が生活の一部として浸透しているように思います。

《なつめの食用で期待できる効果効能》

 

 

・冷え性や身体を温める効果

 

漢方の考え方では、なつめは体温を上げ、神経や筋肉の緊張を緩和させる働きが期待できるとされています。

 

特に、冬の時期には熱々のスープを飲めば、冷え性の緩和が期待できます。

 

・鎮静・鎮痛効果

 

神経衰弱や気持ちを鎮める効果が期待でき、不眠症などの場合は睡眠効果も期待できます。

 

また、上記の通り、筋肉の緊張を解す効果があるため、筋肉痛の緩和などにも作用します。

 

・便秘・下痢の整腸作用や解毒効果

 

なつめには植物繊維が豊富に含まれているため、善玉菌を増加させ整腸作用が促進されます。

 

また、なつめにはサポニンが多く含まれているため、腸を刺激し便通を良くする働きがあり、同時に腸内から老廃物を排出する作用が働くため、解毒効果も期待できます。

 

・高血圧の予防と改善効果

 

なつめにはカリウムが多く含まれています。

 

カリウムはナトリウムに作用して、過度なナトリウムを排出する働きがあります。

 

そのため、血液中のナトリウムの量を調整することで、血圧が安定する効果も期待できます。

 

・発育促進・成長サポート効果

 

紅棗には葉酸が豊富に含まれています。

 

葉酸は核酸に作用して、細胞の成長を促します。

 

そのため、子供の発育や、妊婦の方はナツメを摂取することで、胎児の成長をサポートする働きも期待できます。

 

・その他の効果

 

抗ガン作用

抗アレルギー作用

滋養強壮

まとめ

 

上記の通り、乾燥ナツメの紅棗は健康や美容にも、高い効果があるとされています。

 

このような効果効能を見てみると、毎日たくさん摂取したら、直ぐに効果が現れるかもしれないと、単細胞の私は考えてしまいます。

 

ところが、実際には、台湾の食生活を観察していると、毎日、知らず知らずの内に食卓の中に、紅棗をはじめとした多種多様な漢方の考え方に基づいた食材が使われています。

 

毎日、少しづつ常用するように身体に良い食材を適度に適量用いることで、日々の健康に繋がっていることを実感します。

 

おすすめ薬膳

 

[なつめとあわのお粥]

 

 

材料2人分

水 1リットル

あわ 2分の1カップ

もちあわ 大さじ一杯

なつめ8個

 

スープや煮物などには、水から煮出して、実と煮汁も一緒に使いましょう。

 

炒め物には、一度湯で戻してやわらかくなった実を使います。

 

手でちぎったりキッチンバサミで切ると手早く戻せます。

 

[作り方]

 

①土鍋に水、さっと洗ったあわともちあわ、なつめを入れて強火にかける。

 

②沸騰してきたら弱火にし、ふたをずらして、時々かき混ぜながら1時間ほど煮込む。

 

もちあわがない場合は、もち米に代えてもOK。

 

お好みで黒糖を加えると、デザート感覚で楽しめます。

 

 

 

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