台湾食堂と佐料區の調味料

最終更新日2020-04-01

ローカル食堂の佐料區

台湾のローカル食堂では、たいてい客席の一角に調味料が並ぶ「佐料區(ヅゥオリィアォチィー)」がある。そこには、刻んだ生唐辛子、辣油、醤油などズラリと調味料が並び、鍋料理や餃子のお店の佐料區では、常連が慣れた手つきでいろんな調味料を自分なりの配合でオリジナルのマイたれを作り美味しそうで料理につけて食べています。

 

初めて台湾に旅行した観光客には、この調味料の配合はかなり難しい。自分独自の好みのマイたれが出来上がれば、台湾料理を100倍楽しく美味しく食べることができる可能性あり。

 

台湾の素食

台湾は「素食」も充実している。素食専用の調味料もバラエティに富んでいてオイスターソースやケチャップ、ダシつゆなども種類も豊富にあります。

 

素食とは北京語で菜食の意味で、台湾素食とは日本で言う精進料理のこと。肉、魚介、卵を使わず、たんぱく質は大豆グルチンや湯葉などで代用します。魚の代用品は湯葉、エビはこんにゃくといった感じ。植物繊維やイソフラボンが豊富で美容とダイエットにオススメ。

 

タマネギ、ネギ、ニラ、ニンニクなどは使用せず、みりんや料理酒などアルコールが入っている調味料も使わない。酢豚やチンジャオロースは肉の代用品は違和感なく美味しい。カロリーもかなりおさえれていることから、減量している方にもチャレンジしていただきたい。

 

台湾料理とは、

台湾料理は、台湾、大陸、日本の食の文化が融合して生まれ、台湾では外食が盛んなため外食業のレベルもかなり高い。

 

福建料理を発祥として、もともと台湾に住んでいた内省人や日本料理の影響も受けて独自に発達。海に囲まれ、富士山よりも高い山もある台湾は、海の幸、山の幸と温暖な気候による果物が豊富で食材に恵まれています。

 

台湾料理の味付けは客家料理や日本料理の影響も受け、塩味や醤油味が多く、大陸の中華料理に比べると油は少なめで乾物などを多用し、粉もの豊富で揚げ物のバリエーションも多いのが特徴。

 

肉類は、豚肉が中心で食材を無駄にしないという考え方から内臓・血液を余すことなく使う。料理を少しずつ小皿に盛り付けて食べるのも台湾グルメファンにはたまらない。

 

日本統治時代の名残で鍋、刺身、天婦羅などが独自の味に進化しながら、庶民に根付いています。

 

夜市の屋台では日本のたこ焼きが売られていて、日本の味よりも少し甘い。しかし台湾味のたこやきと思えば美味しい(笑)。

投稿者プロフィール

Mr.Thanks
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大手アパレルメーカーで30年間勤務し、国内では営業・商品企画・事業企画・他社とのコラボレーションを推進する部門、そして約14年間で海外にて2カ国の法人社長を経験。その後、経営コンサルティング会社に転職し、アパレル以外のビジネスの知見を深め、現在は、コンサルティング会社を起業し、本業に加えファッション系の専門学校で教示している。アパレル業界を目指す全ての方々に実践的なノウハウを伝授したいと思っています。

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