迪化街おすすめスポット1



《迪化街のリノベーションスポットについて》

 

迪化街に行くと乾物や漢方などを販売している卸問屋が道をはさみところ狭しと 両サイドに建ち並んでいるので、その迫力にあぜんとしてしまいます。

 

日本人には馴染みがない乾物や漢方薬などのお店だけに、みんな同じお店に見えてしまい 迪化街の本当の魅力を発見することができない観光客も少なくありません。

 

そこで、私がおすすめする「迪化街の攻略法」とは、「1920年代に建てられた建築を改築した 代表される6つのリノベーションスポットをおさえること」です。

 

そのポイントを見ることができれば、台湾のレトロな魅力と現在の若手のクリエーターたちの 手掛けた雑貨やカフェなど、昔と今が融合した台湾の良さをつかむことができます。

 

これからいくつかのリノベーションスポットで「○○藝埕(イーチョン)」という建物の名前が出てきます。

 

これは「藝」とは修練によって得た技能、学問、技また、技能をともなうあそびごとの技という意味で、 「埕」とは本来口が細長い素焼きの酒瓶で古い製法の塩田の名称に用いられたそうで、 この「細長い」の意味から細長くつづく商店街やマーケットの意味になったそうです。

 

「○○藝埕(イーチョン)」は、「学問、芸術の商店街」の建物といったところでしょうか。

 

日本統治時代が終わり1945年まではこのエリアは経済、文化の中心でした。 しかし台北の都市機能が西側に移ってからはお店はよそへ移り誰も商売をしなくなった建物が 空き家として残ってゆくことになります。

 

10数年前は漢方薬剤店が軒を連ねるメインストリートは、シャッター通り商店街となっていました。

 

私がサラリーマンで駐在員として台湾に在住しはじめた2001年から2013年はこの街は「古い街」 という印象であまり話題になっていません。

 

今の迪化街(ディーファージェ)の盛り上がりを見せるきっかけを作った人物の周奕成さん(ヂョウイーチェン)は 「讀人館」「民藝埕」「聯藝埕」「小藝埕」「學藝埕」の5つのリノベーションスポットを改装と運営を手掛けました。 2008年からプロジェクトが始まり、それぞれ「民芸」「民術」などのコンセプトを決めそれに合うお店に リノベーションした建物にテナントとして誘致しました。

 

1920年代のこのエリアも最も華やかだったこの時代は世界中で新しいものづくりが行われ、 ここにくれば世界中の文化に出会え、台湾独自の文化も息づく場所だったそうです。 現在はリノベーションのプロジェクトの効果もあり、かつての活気をとりもどしつつあります。

 

長く続く漢方薬や乾物などの老舗に加えて、若いアーティストのお店も増えこれからの台湾を牽引していく 20〜30代の若者が活躍する街に変化してきました。

 

■DECO COLLECT(デココレクト)

 

 

迪化街の南側から行くための最寄り駅である北門駅の3番出口を上がり市民大路(スーミンダーロ)の 横断歩道を渡り、5分ほど歩くとひとつめのリノベーションスポットの「DECO COLLECT(デココレクト)」 というロゴが付いている建物が目の前に出てきます。

 

このビルは日本統治時代の末から戦後にかけて台湾を代表する豪商の林本源一族により建設された 3階建てのビルをリノベーションした建物です。

 

外観を見ても中に入っても古さを感じないビルディングですが、台湾のセンスの良さが実感できます。 1〜2階: 店内に入るとおしゃれな店員さんがお迎えしてくれます。

 

インドネシアやタイを中心に東南アジア産のアンティーク家具や布雑貨を品揃えし、台湾のクリエイターの 布小物、アクセサリーなども販売しています。

 

奥の階段から2階に上がると広いスペースにおしゃれな家具がディスプレーされていて台湾ではない 東南アジアの国に来たようなイメージです。

 

思わず写真を撮りたくなるような南国イメージの空間になっています。

 

(写真撮影は禁止ですので気をつけて下さい)

 

3階: 一階の右隅の細い階段で3階にいくとまさかここにカフェがあったのかというような広々とした静かな コーヒーが飲める空間があります。 アンティーク家具で構成されていて購入もできるそうです。

 

(夏期6〜9月は休業)

 

 

■小藝埕(シャオイーチョン)

 

 

いよいよ迪化街のメインの道路に入ってきます。 赤に金色の文字の迪化街と書かれた看板を通り過ぎると二つ目のリノベーションスポットの 「小藝埕(シャオイーチェン)」の建物が見えます。

 

外壁に「屈臣氏大藥」と刻まれていますが、ここは昔、漢方薬が多いエリアで唯一の西洋薬店で 香港のドラッグストアーチェーン、ワトソンズ(屈臣氏)の台湾総代理店の一号店でした。

 

このビルは1998年に火災に遭い焼け残った部分を再開発し、この建物を皮切りにリノベーションスポットが 次々とオープンしました。  

 

1階: 「二十年代(BOOKSTORE1920S)」  この迪化街(大稻埕)のエリアをテーマにして1920年代(大正9年〜昭和4年)に生きた人物や関連した書籍を 集め雑貨と一緒に販売しています。

 

日本で大正9年〜昭和4年というと大正ロマンの西洋と日本の文化が融合され個人の開放や新しい時代への 理想に満ちた風潮のある時代です。

 

台湾での1920年代といのは日本統治時代(1895年〜1945年)の中期で最も多くに日本人が移住していた時期 になります。

 

台北城の周辺の万華地域から迪化街(大稻埕)の地域に新たに市場、郵便局、神社、学校などが建設され淡水河に そって開発が進められた時代です。

 

その時代を書籍と雑貨で表現しているブックストアーになります。  

 

台湾に代表される世界最大の本屋さんの誠品書店も同様ですが、書籍を中心に雑貨との品揃えが非常におしゃれに 楽しく演出されており、店内の空間演出力のレベルの高さが伝わってくるお店です。

 

「布物設計(ブーウーシェージー)」 このエリアの大稻埕の古い壁をモチーフにデザインしたが柄の布を使ったポーチやバックなどを品揃えしています。

 

台湾の女子2名が布段階からデザインしていて、品質も良く本格的な作品です。 「攸(ヨウ)」 オーダーメイドや手持ちのものへの刻印も行っている紙、木や布、革などを使ったレザー彫りのクラフト雑貨店です。

 

2階: 「爈鍋咖啡(ルーグオカーフェイ)」 コーヒーの味を楽しんでもらいということから砂糖とミルクは提供しないというこだわりのあるオーナーのカフェ。

 

「ASW TEA HOUSE」 台湾ではこの数年でコーヒーを中心としてカフェは多くなりました。 その中で紅茶専門店として2015年夏にオープンし台湾産のお茶を揃えしています。

 



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