沖縄伝統工芸の歴史と魅力

 

 



 

《琉球王国について》

 

 

琉球王国時代は、1429年に成立し、1879年までの約450年の長い間、沖縄本島の首里城に拠点を置き、琉球諸島を統治していました。

 

勢力圏は小さな離島の集合で、総人口17万に満たない小さな王国ではありましたが、隣接する大国明・清の海禁や日本の鎖国政策の間にあって、東シナ海の地域の特性を生かした中継貿易で大きな役割を果たしたそうです。

 

その交易範囲は東南アジアまで広がり、特にマラッカ王国との深い結び付きが知られています。

 

初代の王は、尚巴志(しょうはし)が南山、中山、北山の三山に分裂していた国を統一し、琉球王国が誕生し初代王になりました。

 

海外との貿易に積極的で、中国を主軸に、日本、朝鮮および東南アジアのベトナムやタイと貿易を行ったそうです。

 

琉球王国が、沖縄の文化を形作った国で、沖縄の工芸品のほか、食や芸能などを語る上でも重要な鍵を握ります。

 

 

《14世紀 三山時代》

 

1322年~1429年までの時代

 

三山時代とは、これらの3つの勢力が約100年にわたって争いを繰り返し、やがて琉球王国が誕生するまでの間の時代を呼びます。

 

琉球漆器:

 

 

中国から漆工技術を学び、交易品として発展

 

1372年には、中国の明朝へ貢物を納めた記録が残されており、これが琉球王国における中国の明朝との正式な貿易のはじまりと言われています。

 

中国や日本との交易の中で、沈金や螺鈿(らでん)、箔絵などの技法を学びました。

 

漆器の特徴として乾燥するには温度と湿度が必要であり、年平均気温22.4℃、湿度77%の沖縄は漆器を作るのに非常に優れている環境です。

 

江戸時代には幕府に献上され、米軍統治下時代は軍人たちが祖国へ持ち帰る土産としても人気があったということです。

 

 

《15、16、17世紀 琉球王国時代》

 

中山の尚巴志(しょうはし)は、本拠地を浦添から首里に移し、中国との貿易も積極的に行うようなりました。

 

そして北山の拠点であった今帰仁城を1416年に攻め落とし、さらに1429年に南山を制し、はじめて沖縄本島が統一されたということです。

 

沖縄県の誕生

 

明治維新により誕生した明治政府は1872年に琉球王国を琉球藩にした後、1879年「沖縄県」を設置し、琉球王国は終焉を迎えました。

 

やむちん:

 

 

14世紀後半から、酒甕(さけがめ)や碗など多くの陶器を輸入し始め、1429年に「琉球王国」が誕生してからも中国の清や東南アジアの国々と貿易を行う、優れた交易国でした。   

 

転換期となったのは、1609年、薩摩の島津藩が琉球を支配下に置いたときからでした。

 

ルーツの一つが、壺屋焼です。

 

1682 年に大府が涌田焼、知花焼など琉球各地に点在していた壺場を、現在の那覇市壺屋に集め、発展したのが、「壺屋焼」の始まりです。

 

その後、朝鮮の高度な技術などが伝わったことでより大きな発展を遂げました。

 

 

18世紀

 

紅型(びんがた):

 

 

15世紀頃、インドやジャワ更紗などの技法がつたわったが始まりです。

 

18世紀には現在の技法が確立。

 

大府お抱えの絵師がデザインを、染めは紺屋と呼ばれる専門の職人が担当していたそうです。

 

 

《20世紀 昭和時代》

 

琉球ガラス:

 

 

1600年代には沖縄に琉球にガラスの製法が伝わったとされます。

 

20世紀には、米軍が持ち込んだ、コーラなどの廃瓶で作ったリサイクル製品の需要が高まり発展。

 

琉球ガラスは、吹きガラス工芸で”宙吹き法”、”型吹き法”により、4~5人のグループで製作される手作りガラスです。

 

沖縄での吹きガラス製造は、明治時代に長崎や大阪からやってきたガラス職人によって伝えられ、薬瓶やランプのほや等の生活用品が作られたのが始まりとされています。

 

戦後、駐留米軍が使用したコーラやビールの色つきガラス瓶を再生して、彼ら向けにガラスを作っていた歴史を背景に、本来ならば不良品扱いとなっていた”気泡”や”厚み”も、アメリカナイズされた「一風変わった素朴なデザイン」として活かされ、そこから沖縄独自のガラス文化が誕生しました。

 

 

《伝統工芸のルーツ》

 

琉球王朝時代、中国や日本、東南アジア諸国との貿易が盛んに行われました。

 

そのため、海外の文化を取り入れ、琉球風にアレンジを加えることで、工芸品が生まれ、そして進化。

 

現在見られる紅型や琉球漆器、やむちんなどの工芸品の「沖縄らしさ」のルーツは、王国時代に生まれたさまざまな文化にあります。

 

華やかな色彩が美しい紅型は、かつて琉球の王族や貴族が身に着けた染物。

 

献上品としても重用されていたそうです。

 

琉球漆器に至っては、高度な漆工芸法を持っていた中国から技法を学び、琉球王府が磨き上げたそうです。

 

高温多湿な沖縄の風土が、漆芸に適していたことにより、琉球漆器が発展しました。

 

また、温かみのあるデザインで親しまれているやむちんは、王府が各地に点在していた壺場を壺屋に集めたことで発展しました。

 

工芸品が持つ歴史背景を知れば、よりおもしろくなりますね。

 

沖縄旅行のおみやげを選ぶ際は、琉球時代、王や貴族たちが使っていたことを想像してきてください。

 

 



&nbsp

レンタカーは沖縄旅行に行く前に必ず予約しましょう!

掲載関連《おすすめレンタカーサポート》

▼おすすめレンタカーサポートを見る

このサイトからご予約をお承ります。

 

掲載関連おすすめ商品《おみやげサポート》

▼おみやげサポートを見る

このサイトからご注文をお承ります。

 



サブコンテンツ

このページの先頭へ