ベトナムのハノイどんな街

最終更新日2020-03-20

11世紀のタンロンの都がおかれて以来、1000年以上の歴史が続くベトナムの首都ハノイは、古都の風情が残る旧市街や、コロニアル建築が立ち並び東西・新旧が混じり合った街並みが楽しい。

旧市街ってどのような街なのかというと「職人街が残るかつての城下町」です。1010年のタンロン(現ハノイ)が都になり歴代の朝廷に献上するための品を作る職人たちによって形成された城下町です。

ハノイ36通り

ハノイの旧市街が散策していると同じ商品を扱うお店がかたまっていますが、後黎朝(1428~1789)時代にあちこちの通りに同種の商店や工房が集まり、36の職人通りがあったことから「ハノイ36通り」と呼ばれるようになったそうです。

通りには、扱う商品の名前が付けれあれ、歴史や時代とともに変化し、現在まで伝統を受け継ぐ商品が存在しています。

旧市街を歩いて散策

電気カーやシクロで散策するのも良いですが、混沌とした下町のどっぷり浸かって商店や屋台を覗きながら1日中気の向くままに歩いてで散策するのが楽しいです。ただ日中バイクや車がひっきりなし行き来し、排気ガスがすごいのでマスクは必須です。

朝は比較的に交通量が少ないので早起きして散策しましょう。8時からスタートし14時30分がお薦めの時間です。

商店や食堂の多くは歩道まで商品を並べているので、観光客が車道を歩くようになり、19時には多くの店が閉まるので注意して下さいね。

必見ドンスアン市場

ハノイ最大の市場で、1階は日用品雑貨やみやげ物、2,3階は衣料品のお店が並んでいます。

旧市街の主な職人通り

「ブリキ通り」

 ブリキ、錫(すず)、トタンなどを扱うお店が並び、現在も職人街のおもむきを残す通りです。キッチュなブリキ雑貨を探すのも楽しい。

「文房具通り」

かつて大小の秤(はかり)を扱うお店が並んでいたらしく。現在は、文房具問屋が並んでいます。

「祭祀用品通り」

 祭祀の際に飾る鮮やかなランタンなど中国色満点のアイテムが店頭にたくさん品揃えされています。

「楽器通り」

通りの東側はマーヴィー(馬尾=管楽器の弓)通りと呼ばれていて、北部の伝統楽器を扱うお店やベトナムの楽器が品揃えされています。

「縫製道具通り」

かつては竹籠のお店が多かったのですが、現在はずらりと縫製道具店が並んでいます。ビーズ、糸、ボタン、などの扱っているものが微妙に違い、少数民族の衣装に使われる縫製道具も品揃えされていてじっくり眺めてしまう。

「ドライフルーツ通り」

ドライフルーツの砂糖漬けや塩漬け、餅菓子、飴などの専門店が並んでいます。

「漢方通り」

 植物系から動物系まであらゆる漢方薬が品揃えされています。

「チャー・カー通り」

19世紀末にできた「チャー・カー・ラボン」という料理を発案したお店が評判となり類似店が増え、チャー・カー通りと呼ばれるようになったらしい。

海外雑貨や屋台料理の好きな方にはおすすめの下町です。

ハノイの旧市街の散策を楽しんで下さい!

投稿者プロフィール

Mr.Thanks
Mr.Thanks
大手アパレルメーカーで30年間勤務し、国内では営業・商品企画・事業企画・他社とのコラボレーションを推進する部門、そして約14年間で海外にて2カ国の法人社長を経験。その後、経営コンサルティング会社に転職し、アパレル以外のビジネスの知見を深め、現在は、コンサルティング会社を起業し、本業に加えファッション系の専門学校で教示している。アパレル業界を目指す全ての方々に実践的なノウハウを伝授したいと思っています。

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