知らないと損タイ税金還付
最終更新日2020-03-24
タイの買い物には7%のVAT(付加価値税)のいわゆる日本での消費税が課せられています。タイ政府はタイに訪れた外国人にさらに買い物をしてもらうきっかけを作ろうと付加価値税の還付(払い戻し)を実施しているので、知らないと損するサービスなので是非、利用して下さい。
Table of Contents
払い戻しできる人と商品
- タイ国籍でないこと
- タイ国内に永住、定住、もしくは年間180日以上滞在していないこと
- バンコク(スワンナプーム国際空港とドーン・ムアン国際空港)、チェンマイ、プーケット、ハート・ヤイ(ハジャイ)、ウタパオ、クラビー、サムイの国際空港から出国すること
- タイ発の国際航空便の乗務員ではないこと
- 銃や爆発物および類似の品、宝石の原石類、仏像などの禁制品でないこと。ホテルの宿泊料などタイ国内で消費されるサービスにかけられるVATは対象外です。
- 商品は、購入日より60日以内に、出国にともなって国外へ持ち出すこと。別送は不可です。
払い戻しの条件
「VAT REFOUND FOR TOURISTS」の表示のあるお店で買い物し、同じ日に同じ店で購入した総額が2000B(約6800円)以上になれば還付できる権利が発生します。
現在、「VAT REFOUND FOR TOURISTS」を行っているのは、伊勢丹、東急、セントラルなどの主要デパートのほか、ジム・トンプソン・タイシルクなどのブランド店などその他にもあります。表示がなくても、還付が受けれるお店もあるようなので、一つのお店で2000B以上お買い上げの場合は、お店の方に尋ねてみて下さい。
ポイントは一つのお店で2,000B(約6800円)以上のお買上にならないことが還付の条件なので、一つのお店でのまとめ買いがお得ですね。還付が受けれることを知った上で、お買い物をすることをオススメします。
お払い戻しの手続き
重要なのは、商品購入時にパスポートを提示して「VAT還付申請用紙」を作成してもらい、VATのインボイス(レシート)と一緒に保管しておくこと。
タイからの出国時にチェックイン手続き前に空港の税関(Custom)で購入した現物、VAT還付申請用紙、インボイスを提示して検印を受けます。
そして、空港の出発ロビーにあるVAT還付窓口(VAT REFUND OFFICE)で、検印を受けたVAT還付申請用紙を提示して還付金を受け取ります。
時間がないなどの理由で窓口で受け取られなくても、受け取り方法を用紙に記入し税務局の指定の箱に投函するか、下記の宛先へ郵送すれば、後日受け取ることができます。また、還付金の到着が遅い場合も問い合わせして下さい。
VAT REFUND OFFICE Revenue Department
住所:90 Soi Pahonyothin 7 Rd.,Phaya Thai, Bangkok 10400, Thailand
TEL: 0-2272-8195
FAX: 0-2617-3559
URL: www.rd.go.th/vrt
払戻金の受け取り方法
還付総額が3万B(約10万2千円)未満の場合は、現金(バーツ)か銀行小切手、指定クレジットカード口座への振り込みのどちらか。3万B以上の場合は、銀行小切手、指定クレジットカード口座への振り込みのどちらかです。
払い戻し時に下記の手数料や経費が差し引かれます。
・現金の場合100B(約340円)の手数料、
・銀行小切手の場合100B(約340円)と250B(約850円)程度の経費
・クレジットカード口座への振込の場合、100B(約340円)と650B(約2210円)の振込手数料
バンコク町なかでの受け取り
バンコクの町なかでもVATの払い戻しが受け取ることもできます。
町なかで払戻金が受け取れる条件
- 還付から14日以内に出国すること
- 購入時に「No consumption made whilst in Thailand(タイ国内で消費、使用しない)」と表示した密封包装をしてもらうこと
※まだ徹底されておらず、応じてもらえないこともあるので、その場合は手続きの際に説明する必要があります。
3.還付金が1万2000B(約4万800円)を超えないこと。
町なかで払い戻しを受けれる場所
・エンポリアム G階
・サヤーム・パラゴン 6階
・セントラルワールド G階
・セントラルのチャットロム店
・ロビンソンのスクムウィット店
・セブン・イレブン、リド店(サヤーム・スクエア)
・セブン・イレブン、ソイ・パドゥン・ダーオ店
・セブン・イレブン、アイコンサヤーム店
・セブン・イレブン、バンコク・ナイト・プラザ店
・セブン・イレブン、ラーンナム通り店
利用しないと損するサービスなので、タイでお買い物をする場合は、VATの還付を受けることをオススメします!
投稿者プロフィール
- 大手アパレルメーカーで30年間勤務し、国内では営業・商品企画・事業企画・他社とのコラボレーションを推進する部門、そして約14年間で海外にて2カ国の法人社長を経験。その後、経営コンサルティング会社に転職し、アパレル以外のビジネスの知見を深め、現在は、コンサルティング会社を起業し、本業に加えファッション系の専門学校で教示している。アパレル業界を目指す全ての方々に実践的なノウハウを伝授したいと思っています。
最新の投稿
- サンクス先生の日記ブログ2024-10-03#614 アパレルの新ブランドの作り方
- サンクス先生の日記ブログ2024-10-01#614 貸切バス事業の新展開と成長戦略
- サンクス先生の日記ブログ2024-09-28#613 確実な一歩、祈る未来“A Certain Step, A Hopeful Future”
- サンクス先生の日記ブログ2024-09-25#612《プレゼン準備》印象に残るブランド説明のポイント