台湾の粉もの餃子ワンタン
最終更新日2020-04-01
台湾料理で粉ものを外しては語れません。
餃子は中国山東省発祥の料理と言われ、台湾には、それぞれの地域で30年以上続く庶民に愛され続けている老舗の餃子店が存在し、その歴史はとても古いと言われます。
今回は、台湾を代表する粉もの料理をご紹介させて頂きます。
目次
水餃子
台湾の餃子と言えば水餃子になります。
その形が昔の中国のお金「元宝」に似ていることから「商売繁盛」の意味があって、大晦日に友人などをおもてなしするときにもよく食べる料理です。
台湾では水餃子は主食の1つで、皮が厚めにできていて食べ応えがあります。小麦粉を使った皮に豚肉や野菜を使った餡が入っているので、主食と副菜が1つになっている料理です。
豚肉餡、ニラ入り、キムチ入り、コーン入り、カレー味、ベジタリアン餃子に加え、エビ入りとバリエーションはたくさんあります。酸辣湯(サンラータン)などのスープを合わせて食べるのも台湾では一般的な食べ方です。
焼き餃子
焼き餃子は、台湾では「鍋貼(グォティエ)」とも「煎餃(ジェンジャオ)」とも呼ばれます。水餃子を作り過ぎて残った時に焼いたことが始まりとも言われているそうです。パリッとした焼き加減がたまらなく美味しい。厚みがあって食べ応えのある皮はサクッと焼き上げられています。
おすすめは、羽根のついた焼き餃子です。豚肉、ニラ、えび入りの餡などがあり、ジューシーで皮はもっちり。まわりの羽の香ばしさとパリパリとした食感が加わり、さらにおいしさが増します。
ワンタン
ワンタンは、発祥である中国の地方によって呼び方が違うようで「餛飩(ホゥントゥン)」、「雲呑(ユントゥン)」、「抄手(チャオショウ)」と言われています。ワンタンが最初に登場したのは2500年ほどの前で、伝統的な料理です。
台湾ワンタンの特徴としては、日本で見かける三角折のとはちょっと違って、具をぎっしり入れて作っています。そのワンタンを、いろんな調味料がミックスされたタレやスープで食べます。
台湾は油で炒めた料理が多いので、胃が疲れてきて優しい台湾料理が食べたいという時におすすめがワンタンスープです。台湾旅行の後半にぜひチャレンジしてみて下さい。
台湾料理には、小籠包や肉まんなどたくさんの美味しい粉ものがあります。台湾のグルメ旅行で、地域の粉もの老舗を巡るコースも良いかもしれませんね。面白い企画を組んで台湾旅行を楽しんで下さい。